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映画『風立ちぬ』山口百恵の歌

映画『風立ちぬ』山口百恵の歌?



1976年、堀辰雄の名作純文学小説の映画化
山口百恵主演『風立ちぬ』

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この映画『風立ちぬ』の主題歌は山口百恵は歌っていないけれど



『風立ちぬ』の歌は松田聖子が歌っていましたよね。
コチラの歌です♪
↓↓↓
松田聖子が歌う『風立ちぬ』

1981年10月7日にリリースされた松田聖子さんが歌ったの7枚目のシングル「風立ちぬ」で­す!

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ジブリ映画『風立ちぬ』の主題歌はユーミンが歌っていました♪

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コチラの歌です♪
↓↓↓
荒井由実(松任谷由実)が歌う『ひこうき雲』

病弱の美少女が山口百恵にぴったり !



1976年、『風立ちぬ』は、今から35年以上前の山口百恵の主演映画



最近初めて鑑賞。

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ゴールデンコンビと言われた山口百恵と三浦友和の主演による映画『風立ちぬ』



堀辰雄の小説『風立ちぬ』が原作です。

原作の設定(結核で療養所暮らしの若い女性を恋人である男性が献身的に世話する)は或る程度活かされていますが、原作が昭和11年の発表であるのに対し、映画では出だしが昭和17年、つまり戦時中に移されています。戦時中の若い男女が、単に女の病気だけではなく、男が兵隊に取られることで引き裂かれるという二重の悲劇が用意されているのです。

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冒頭は軽井沢から始まります。ここではまだヒロイン節子(山口百恵)は体が弱いというだけで結核に感染していることは明らかになっていない。そんな娘の健康のためにと軽井沢の別荘で暮らす元外交官(芦田伸介)は、周辺の青年たちを集めて食事会を開きます。すでにアメリカとの戦争に入っており、物資が乏しくなってきているおりですが、元外交官はとっておきのジンの瓶を開けたりして青年たちをもてなします。そういうことが好きな、リベラルなお父さんなんですね。ちなみに妻はすでに亡く、父娘は使用人と暮らしています。

三浦友和はそこに招かれた青年の一人であり、最初は松本の(旧制)高校生、途中から東京の大学生になります。

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そんな状況の中で三浦友和と山口百恵は愛をはぐくんでいくのですが、上述のように山口百恵には結核、三浦友和には兵役という難題が立ちふさがります。

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それ以降の展開は実際に作品を見ていただいて楽しんでくださいね~(^_-)-☆
ここでは周辺的なことで気づいた点について書きますね。

まず、この物語は当時にあって裕福な階級に属する男女を主人公にしています。

軽井沢に別荘を持てるというのは、当時も今もお金持ちだけですね。

ヒロインの父は元外交官ですから、当時にあっては裕福な育ちの人だったはずです。(今はともかくとして、戦前戦中の外交官は単なる秀才ではダメで、それなりの育ちの人であることが必要だったのです。)

またヒロイン山口百恵の恋人となる三浦友和にしても、旧制高校生で大学に進学するという設定ですから、当時の高校・大学進学率が今よりはるかに低かった(同年齢のうちせいぜい数パーセント)ことを考えれば、経済的に恵まれた人間だったことが分かります。

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また、二人がそれぞれの自宅にいて電話で話すシーンもありますが、戦前戦中、平均的な家庭には電話などなかったわけで、ここからしても二人が裕福な階級であることが明らかになるのです。

次に、戦時中のお話なのですが、主役やその周辺の人間はあんまり愛国的な発言をしていません。芦田伸介は、元外交官だという設定のためもあるでしょうが、早い段階から「日本は戦争に負ける」と言っていますし、三浦友和は一緒に食事に招かれた青年が兵隊に取られ、彼を乗せて戦地に向かう船が撃沈されて死んだことを知ったとき、「相手を殺す前に死んだのがせめてもの救い」と言っています。後者については、いくらインテリでも戦時中にこんな発言をするかなあと首をひねりますが、この映画が作られた1976年の日本ではまだまだ左翼的な雰囲気が強かったことを想起するなら、まあこんなものなのかも知れません。とにかく愛する者たちは戦いに無関心だったり反感を持っていたりするのです。

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と同時に、最後近くで山口百恵は三浦友和に「あなたのお嫁さんにして」と体の関係を迫るのですが、「戦争から帰ってきてから」という抑制された答が返ってきます。作品の中盤で三浦友和が娼館を訪れるシーンがあって、上がったはいいけれど結局何もしないで帰ろうとする彼に、年増の娼婦は「何もしなくていいから、明日まで付き合って。あなたの想うお嬢さんってどんな方なのかしら」と優しく対応してくれます。つまり主役ふたりはあくまで純潔のままなのです。上流の二人ならでは、でしょうか。

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山口百恵は、特に最初の軽井沢のシーンではセーラー服を初めとして色々な服装をしていて、観客の目を楽しませてくれます。

しかし山口百恵は健康が浮き立って見えるようなタイプの女優ではないので、こういう結核の若い女性という設定には合っていると思いました。父役の芦田伸介も、当時中年女性に大人気の俳優さんでしたが、品が良くリベラルな元外交官を好演しています。

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ちなみに、タイトルの「風立ちぬ」はヴァレリーの詩から取られていますが、それに続く詩句の日本語訳で映画でも主役二人が口にする「いざ、生きめやも」は、「生きていこう」という意味のつもりで使われているのですが、実際には「生きることなどできようか」という意味になってしまい、原詩は「生きていこう」という意味なので、日本語の使い方を間違えた誤訳だとされています。もっとも原作の堀辰雄も気づかずそのまま自作の中で使っているので、まあ仕方がないことのようです。

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純文学の名作『風立ちぬ』の映画を鑑賞~百恵・友和コンビの王道。原作が良いと映画も良いですね。

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堀辰雄の名作純文学小説の映画化『風立ちぬ』



原本は、或る意味大変に難しく、一字一句を丁寧に読解していき、噛みしめていく感じで読むのです。

作者の堀辰雄は1904年(明治37年)生まれで満48歳に逝去した、とても短命な作家でした。

また作品数も少なく、まるて短い人生を急いで書き示したような、何か死に急ぐような一種の切迫感と、
隙の無い完璧な文章が連なる作風と言われています。

その原因でもあるのか肺結核を彼が患っていたことにあるようです。

当時、肺結核は不治の病と言われ、静かに養生するしか術が有りませんでした。

1933年、静養先の軽井沢で矢野綾子と知り合い、その頃の軽井沢での体験を書いたのが『美しい村』で、
とても美しい透明感のある小説です。

また1934年に婚約した矢野綾子も肺を病んでいた為に、
翌年から八ヶ岳山麓の富士見高原療養所にふたりで入院します。

そして矢野綾子はその冬に死去しますが、この体験が本作『風立ちぬ』の題材となったのです。

その後再婚をするのですが、彼の病状は日増しに悪化していき、戦後は殆んど作品を書くことも無く、
1953年5月28日に逝去しました。

以上のように、短命でしかもその人生の多くを闘病生活に費やし、死に向かい合い、追い立てられるように思い巡らせ、数少ないけれども内容の詰まった珠玉の作品を残したのです。

その中で彼の最も代表的作品と言えるのが、本作『風立ちぬ』なのです。

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軽井沢の別荘で療養する元外交官の娘・山口百恵と、学生の三浦友和が出会い、やがて恋に落ちます。

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時は戦時下、やがて学徒出陣での出征を控えて、それでも病に伏す山口百恵を八ヶ岳の富士見療養所で付き添い、そして出征していきます。

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三浦友和が出征した後、山口百恵は逝き、敗戦後戻ってからその事実を知るのです。

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抗しがたい時代のうねりに翻弄され、それでも純愛を通す若い二人に、やがて来る不幸の悲劇を切なく、やるせなさを持って締めくくる悲恋物語なのです。

長野の軽井沢や八ヶ岳山麓の富士見高原の森深い自然が脳裏に広がるような臨場感溢れる文脈は、正に名作と呼ぶにふさわしいものです。

1976年製作の山口百恵主演文芸作品の第5弾で、全作品としては第8作目に当たります。

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当時ですと、未だ危うい少女的なイメージだった山口百恵が、少しずつ大人になっていく様を、この映画では良く表現されていました。

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実は黄金コンビと言われる百恵・友和コンビも、、前作の『エデンの海』(1976年)では、南條豊が相手役を務めるなど、未だ定まっていませんでしたが、本作『風立ちぬ』で再び三浦友和とのコンビが復活すると、後は全てこの黄金コンビでの映画となりました。

映画としての印象としては、やはり原作が素晴らしいと映画も素晴らしいポテンシャルを持つと言うことでした。
本作品は原本が忠実に表現されていたようです。

名作が名作を呼ぶパターンで、映画作品もとても本格的文芸作品だと思います。

百恵・友和コンビが作品の価値を上げたのか、原作のお陰で百恵・友和コンビが活きたのか、
その何方でもある様に、相乗効果が出ていたのでしょう。

小説で得られるような豊かな想像力は、時に映像で限定され、幅が狭くなるものですが、
本作はそれを補う出演者の頑張りがあったと思います。

助演として、山口百恵の父親役である芦田伸介は見事でした。

他にも三浦友和の友人役として、若き日の松平健や夏友介がいたり、今や初老の名優・寺尾聡の父親で、重鎮の宇野重吉も存在感抜群でした。

映像も長野県の軽井沢や富士見高原の自然を良く表現されており、とても丁寧に撮っています。

本当に正統派の文芸作品としての落ち着きと深い趣があって、内容の濃い素敵な作品だと思いました。

正統派の日本映画と言う感じがして、こう言う作品も鑑賞されることを強くお薦めします。

そして、きっと再びリメイク版として
現在の俳優により再現される予感がします。

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